(PM2,5の備忘録として)
ここ数年、空は煙った日が多くて、近くの山も遠くの山も見えない日が多いのだけど、今年のスモッグは特に重たい感じがする。
地上にただよっている感じで、ふつうに道を走っていると、500メートルほど先のビルがかすんで見える。
川の向こう岸にあるマンションもかすんで見えている。
そして空はいつも暗い。
雨の降る日はいっそう暗い。
もちろん晴れた日もある。
でも、晴れた日でも地平線あたりはかすんだドブネズミ色をしている。
青い空が見えるのは、真上だけだ。
つまり、ドーム型の球場の中にいて、ドームの天井がぽっかり開いて、そこから空が見えている感じだ。
喉が痛いのもアタマイタイのもイヤだ。
だけども、もっとイヤなのは、生まれたときからずっと慣れ親しんでいた、青い空が遠くなってしまったこと。
ずっといっしょだと思ってたのに。
空が遠くなってしまったのがすごくイヤだ。
