「まだ挙げ初めし前髪の」の続きは何だったんだろう?
なぜか樋口一葉だと思い込んでいて、よく見てみたら、島崎藤村の「初恋」だった。
色づきはじめのあじさいは柔らかくてきれいだ。
そして、大きくひらく頃には色濃くなって、悲しいことに私のあじさいは、下品な感じの色になってしまう。
これは、加齢とか、月日の過ぎ去ることへの比喩ではない。
ただの事象である。
「哲学はいらない」
悲しいこととかむつかしいことに遭遇するたびに、最近はそうつぶやいている。
「法則」として何かを考えるよりも、ひとつひとつ、感じた方が気持ちいいような気がする。
ももクロの「宙とぶお座敷列車」とか口ずさみながら、隣に座るあの人のためにキャンディの包みを開けるみたいにして。
出会いは喜び、楽しくやろう!
あなたとの出会いに理由はない。
そこが、はじまりだ。
