2015年08月19日

「ジャイロスコープ」 新潮社文庫 伊坂幸太郎




正直「文庫で発売のオリジナル短篇集」って、ああ、あまりおもしろくないのかな?と思ってた。あまり売れる算段がないから文庫なのかな?とも(失礼!)
いえいえ。ほんとに満足! 作品も構成もラストの「十五年を振り返って」インタビューも、作品と作者に対する愛にあふれた丁寧な作りだと思う。

最近の伊坂幸太郎の描く分野は実に幅広く、好みのものも、ちょっと避けたいグロいものも、実験的に見えるものもある。そういうのが全て入った、本当にいろとりどりな一冊。
そして、その「色とりどり」がひとまとめにきれいな瓶に入っている印象。

というと、ピンとくる方もいらっしゃるかも。
そして「ジャイロスコープ」というタイトルの由来も。



以下。ネタバレを含めた簡単な感想です。

* 「浜田青年ホントスカ」 一本目からガツンと楽しい短編。「相談屋さん」の話。いや、浜田岳さんに演じてほしい、浜田青年です。

* 「ギア」 セミンゴという謎の物体の不思議な話。

* 「二月下旬から3月上旬」坂本ジョンの話。意外な仕掛けにびっくり!

* 「if」個人的にはこのお話がいちばん好み。伊坂幸太郎らしい、人間の誠実さがよく出ている。

* 「ひとりでは無理がある」サンタクロースの話。これもまた好み。こうして、どれが好きだったか書いていくと、自分が伊坂幸太郎の「どんなところが好き」なのかよくわかります。

* 「彗星さんたち」新幹線の清掃業務をする方々の話。これもまた、不思議な...

*「うしろの声がうるさい」オールスターズ!(謎)

これにインタビュー形式の作品解説がついてて、ほんとに豪華な一冊でした。






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posted by noyuki at 18:23| 福岡 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 伊坂幸太郎の備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月06日

8/6の空を見上げる

8/6日の空を見上げる

長崎出身の友人が毎年やっていること。
原爆の日に空を見上げ、平和を祈ること。
簡単なことなので、これならできると、いつのまにか、自分でもできるようになりました。

耳納連山が遠くにかすんで見えています。
これからも、この静かな空が、ゆるぎなくわたしの頭の上にあり続けられますように。

8/6の空をみあげる。#hiroshima



世の中にはいろんな立場の人がいて、いろんな考え方の人がいるから。
「ひとつのきまりごと」を作っても、それで良い人と良くない人はもちろんいると思う。

良くない人は良くないと、自分の思っていることを言えばいい。

問題は、自分とちがう考え方の人を誹謗中傷する人がいること。
それと、最初からの「意見」が誹謗中傷である人がいることだ。

あなたは、あなたの中で間違っていないことを言えばいい。
それによって誰かに訂正されたり貶められたり、誹謗中傷されることはない、はずだ。
時がたてば、きっとほんとうのことが残る。

話を戻そう。

空を見上げよう。
この空に、嘘や悪口や貶め傷つける言葉や行為が、なにひとつ混じらないように。


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posted by noyuki at 13:51| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする