午前中、仕事までの時間つぶしに本屋に入った。
現場まで近いので5分で動ける、ゆっくりいろんな本を見てまわった。
伊坂幸太郎の「残り全部バケーション」が集英社文庫で出ていた。
読んではいたのだが、なんとなく手に取ってみる。
「ああ、これ、すごく好きだったんだよね」
そう思いながらじっと表紙を見ていたら「解説 佐藤正午」って書いたあった!
慌ててレジでお金を払い、本屋の駐車場で貪り読んだ。
もう、ほんとに、解説で笑いました!
仕事が終わり片付けも終わり夜になって、「残り全部バケーション」をもう一度読もうと思った。
わたしはほどよくストーリーを忘れてしまっているし、これは会話も楽しめる本なので、二度目も十分に楽しめた。
そして、眠る前にもう一度、佐藤正午氏の解説を読み返す。
「伊坂幸太郎氏があるところでこのようなことを書いているのだが」というようなことが第一センテンスで書かれていた。
そして解説の内容は、おおまかに言うとそれに対するリプライだった。
「伊坂幸太郎氏があるところで書いていた文章」に既視感があった。
ここ半年以内に読んだ文章のような気がする。
そう思って慌てて書棚をひっくり返し、佐藤正午氏の「アンダーリポート/ブルー」(小学館文庫)を引っ張りだしたら、ビンゴだった。
「アンダーリポート/ブルー」の解説が伊坂幸太郎氏。
それに対するリプライが「残り全部バケーション」の解説。
なんというステキなやりとり!
ああ、神様ありがとう。
とても幸せな気分で眠れた1日を本当にありがとう。
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