2016年01月10日

つれづれ

ご挨拶が遅れました。あけましておめでとうございます。
本年もいい年になりますように。

新年のドラマで「二宮和也」の「坊っちゃん」を観た。
あまりにも痛快な話だったので、びっくりした。
こんな話だったんだ!
もちろん「坊っちゃん」は読んでいる。ただ、わたしの印象は「田舎の閉塞した社会」と「山嵐が実はいい人」くらいのものだった。「坊っちゃん」の気概も、「きよ」の優しさの深さもまったく覚えてなかったのだ。

理由は簡単だ。
わたしは人生の経験値が浅すぎて、中身の評価がまったくできてなかったのである。

実はこういうことがとてもたくさん起こる。
大きくなって「赤毛のアン」をテレビで観たときもそうだった。人の悪意や意志の深さを経験していない小学生の私には、それは単なる「元気な女の子」の話にしか見えなかったのに。成人して観たアンは、ほんとに「まっすぐでまぶしいくらい自由な女の子」だった。

小学校の高学年で「アンナ・カレーニナ」や「若きウェルテルの悩み」「古い文語体で書かれた詩集」などを読んでいたのは、今でいう「活字中毒」だったからだ。
家に置いてある古い書物の文字を追うだけで、とても気持は落ち着いたし、それがあったからこそ、現実世界をなんとか乗り切れた。
たぶん、今でいう発達障害のようなもので、もう、タイムマシンで遡ってそれを精査することもできないのだけど。そういうふうにして乗り切っていったものは、たしかにあると思う。

オトナになった。
心の機微もだいぶんわかるようになった。
もっともそれも「本」に教えてもらった部分が多いのだが。
ずいぶん普通にやっていけるようになった。

こうして人生の経験値があがっていくと、また違ったおもしろさに出会えるのかもしれない。
そういうものを、いろいろと味わってゆくのが今年のテーマです。

そうして、今読んでいるのは「掟上今日子の退職願」であります。




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posted by noyuki at 15:59| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 見て、読んで、感じたこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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