盛岡の「さわや書店」発の「文庫本X」なるものがあるのは知っていた。
「こんなのが近くの本屋さんにあったら買ってみたいなあ」と思っていたら、あった!
時間つぶしに入った近くの本屋に平積みだったのだ。
すでに「文庫本開き」のあとらしく、見てみれば「何の本」だかくらいはわかるのだが、とりあえず、先入観なしに買ってみた。
昨夜、ふっと読んでみたら止まらなくなり、とちゅうで仮眠したけれど「やっぱり気になって途中覚醒」して、500ページ一気読みしてしまった。
ああ〜おもしろかった!
本を買うときはつい「情報」に頼ってしまう。
好きな作家であるとか、評価がいいとか。
手にとって見られるときは、パラ見して文体を見る。
文章が空気のようにふわっとカラダの中に入っていく本がやはり気持ちいいのである。
「とにかくおもしろいから読んで」って言われて、「ああ、じゃあ読んでみようか」とおもしろかったなんて経験はめったにないから、自分でもびっくりした。
一晩止まらない本なんて、ほんとひさしぶりでした。
もう、文庫本開きのあとらしいので、題名だけ入れておきます。
「殺人犯はそこにいる」 清水潔 著 新潮文庫です。
そしてやっぱり、「先入観なしで読む衝撃」を味わってほしいので、ネタバレはなしですw

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