2017年02月04日

「夫の***が入らない」  こだま  扶桑社

夫のちんぽが入らない -
夫のちんぽが入らない -

冒頭の部分を読んでみたら、淀みのない文章にあっという間に引きずり込まれてしまい「これは題名に臆している場合ではない」と思い、一気に読んだ。

え〜エロではないです。
「夫の***は入らない」けれど、エロではありません。

***  以下ネタバレ  ***

主人公をひとことで言ってしまうと「自分に自信のないタイプ」。
そして、多くの夫婦がいくつもの隠し事を持っているのと同じく、この夫婦にも「相手に言えないこと」がいくつかあって、主人公は「教師として勤めていて学級崩壊を起こしたこと」を、同業者の夫に相談することさえもできない。
そしてこの夫婦は「***が入らない」ことももちろん誰にも相談せずに隠し持っている。

それにまつわること、それにまつわらないことがいくつもこの夫婦に降りかかる。
一歩間違えれば救いようのない話だと思う。
子供のできない夫婦は否応無しに世間の「悪意のない期待」に晒され続けるし、もっともっと「救いようもないこと」がたくさん降りかかる。

だけど、読後感は悪くない。
彼女の夫の言葉を借りてその理由を言うなら、彼女が(こんな心の純粋な人、見たことない)と思えるくらい素直な人だからだ、とわたしは思う。

恨み言、コンプレックス、人格否定。
すべてを受け入れ「夫の***が入らないのだからしかたない」と言い訳している彼女が、すごくどろどろした心の中を「純粋な気持ちで」描いている。

本当におもしろかった!

* 追伸 一度ブログが消されてしまいましたので、Amazonのリンク以外は字を伏せてみました。



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posted by noyuki at 13:25| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 見て、読んで、感じたこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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